肩こり・首こりの症状
痛みやお身体の不調、違和感をかかえたまま、日常生活を送っていらっしゃいませんか?
肩こり・首こりを治すために、いろいろ試していらっしゃいませんか?
肩こり・首こりを緩和するお手伝いとして、当院は鍼灸治療を行っています。
当院では、症状をお聞きして「脈診」を行い、「鍼灸」の施術をします。 これまでの経験と脈診から得られた状態をもとに、患者様のお身体のためと、肩こり・首こりの症状の緩和を目指します。
当院の肩こり・首こりの鍼灸治療にご興味があれば、是非お読みください。
肩こり・首こりとは
肩こりの要因は、肩周辺の緊張です。
同じ姿勢が続いていると肩周りの血行が悪くなり、肩の筋肉が固まってしまうことが原因で発症します。
首こりは、下向きの姿勢が長時間にわたると凝りを感じます。
肩こり・首こりの原因とは
肩や首が凝る原因には、姿勢の悪さ(長時間同じ姿勢をとるデスクワークやパソコン作業・スマートフォンやテレビなどの画面を見る姿勢・猫背や前かがみ・就寝中の姿勢など)・ストレス(日常的なストレスや精神的なストレス)・睡眠不足・眼精疲労(長時間のパソコン作業・スマートフォンやタブレットなどの画面を長時間見続ける)・寒い時期の冷えや夏の冷房などが影響します。
肩こり・首こりの緩和方法
同じ姿勢を長時間続けると、筋肉が緊張して血行不良になってしまいます。
できる限り身体を動かすように心掛けてください。
簡単な体操も効果的です。
散歩や軽度な運動を習慣的に行うようにしましょう。
ストレスがあると思われる方は、誰かに悩みを相談しましょう。
お風呂では、ぬるめのお湯に胸の下までゆったりと浸かり、身体の奥の深い部分まで温めましょう。
寒さや冷房の冷えには要注意です。
身体を温かくして、冷えないようにしましょう。
肩こり・首こりへの鍼灸の施術内容
当院の鍼灸治療は「脈診」に基づいて鍼と灸を使って施術を行います。
肩こり・首こりを緩和するには、まずは問診・聞診をさせていただきます。舌診や脈診、経絡を使ってお身体の状態を調べて得た情報をもとに、肩こり・首こりのための鍼灸を施します。全身と局所の各鍼灸治療があり、症状の度合いや患者様のお時間などのご都合で必要な鍼灸治療を見極めて施術します(全身と局所では鍼灸治療にかかる時間の違いあり)。
小児向けの鍼灸治療も行いますので、お子様のご来院もご相談ください。
肩こり・首こりの症状と鍼灸治療
<右側の頭の中で音がする>
[症状]
2か月ぐらいから右側の頭の中で音がする。
まるで虫がパタパタとするようで不快。
吐き気もある。
首こり・肩こりが強い。
手元が震える。
頭痛もある。
腰も弱い。
イライラする。
寝起きが悪く、疲れやすい。
食欲が無い。
[治療]
全身的に経絡診断を行いました。加えて、右側の耳の状態を調べました。
右側の耳は、内耳に伝わる神経の気滞(緊張)が強くなっており、はりとお灸で治療を行いました。
一週間後の第2診
前回の初めて治療した日から次の日まで身体がだるかったとのことで、初めての鍼灸治療で気持ちが緊張されており、内耳の神経の緊張状態を取るために、気を流す・取るといった瀉法(しゃほう)の治療も重なり身体がだるかったのだと説明し、今回は刺激量も考えながらはりとお灸で治療を行いました。
治療を重ねるごとに耳の状態は緩和され、首こり・肩こり等身体も楽になっているそうです。
<首から肩・背中に強い痛み>
[症状]
首から肩・背中の痛みが強い。
眼が疲れる。
腰痛もある。
[治療]
全身的に経絡診断を行いました。
首から肩・背中にかけて腱や筋肉の緊張が強くなっているので、はりとお灸で治療しました。
一週間後の第2診
首から肩・背中にかけての腱や筋肉の緊張が緩和されていました。
痛みは楽になられましたがまだ少し残っているとのことですので、更に良い状態を目指し継続して治療を行いました。
<背中を人に揉んでもらったら痛みが強くなった>
[症状]
背中・肩甲骨の内側が痛むため、人に揉んでもらったらそれ以来更に痛みが強く、寝転んだり起き上がる事がつらい。
首も痛む、腰痛もある。
耳がだるく、疲れやすい。
風邪を引きやすい。
[治療]
全身的に経絡診断を行いました。加えて、肩甲骨あたりの筋肉の緊張・炎症の状態を調べました。
筋肉の緊張は強いため、はりとお灸で治療を行いました。
一週間後の第2診
背中の痛みはまだ強いようです。
前面大胸筋・小胸筋の緊張も強いため、前面では胸の圧痛を感じる部分と背中にもはりとお灸で治療を行いました。
二週間後の第3診
背中の痛みは軽減するもまだ残っているようですが、寝転んだり起きたりすることが楽になったようです。
以後継続して鍼灸治療を行っています。
<背中の痛み(肩甲骨の間)>
[症状]
背中が痛む(肩甲骨の間)、首凝り、肩こりが強い、自律神経がおかしい、ストレスがものすごくあり、
色々と重なったため眠れない、腰痛はない、糖尿病がある、不安感あり、舌がひりひりする、
身体がだるく、疲れやすい。
[治療]
全身的に経絡診断を行いました、加えて、睡眠の状態、背中の筋肉や靱帯等の緊張状態を調べて
治療を行いました。
一週間ごとの第3診
背中の痛みはかなり軽減しているそうです。睡眠はお薬を服用しなくても眠れているとの事です。
睡眠の反応は少しは改善されいるもまだ改善の余地があり、
更なる安定と身体のためにと継続して治療を行っておられます
<左頚から肩、背中の激しい痛み>
[症状]
左頚から肩、背中に激しい痛みがあり、動かすのもつらい、もともと頚、肩こりもある。
[治療]
左頚、肩の腱、筋肉の状態を調べました。
左頚、肩のもともと循環が悪くなっている状態で、更にの影響で
緊張状態強くなっている様でした。
先ず風寒の外邪はを除き、腱、筋肉の緊張が取れる様に治療を致しました。
13日後の第5診
風寒の外邪は除かれ、腱、筋肉の状態もかなり緩み、症状も楽にはなられましたが、
まだ気になるとの事なので、更に腱、筋肉の緊張が取れる様に治療を致しました。
治療を重ねる毎に症状も改善され、また悪くならないようにと、しばらく治療を継続
されましたが、同年5月症状は良いとの事で一端治療を終えられました。
<左上腕骨を骨折後の肩こり、手のシビレ>
[症状]
半年前左上腕骨を骨折、以後肩こり、手のシビレがある。
2か月前から、腰痛、臀部、左膝に力が入りにくい等々。
実はこの患者さん、2年前に14回程通院されていた復帰の患者さんです。
この度、また当院にお越しになられたことが非常にうれしく思いました。
[治療]
第1診 以前同様に、全身的に経絡診断を行い、左手の骨や腱、筋肉などの状態、腰・股関節の状態を調べ治療を進めました。
第2診 調子がいい。左上腕も楽になったし、腰や臀部も良いとの事です。患者さんが「最近、近所に老人施設が出来たから妻と見学に行ってきまして。それで思ったんですよ、こんな所にはなるべくお世話になりたくないと・・・だからこれからは自分に投資します。先生の所に来て、身体のケアをする」と言われました。”嬉しい、ほんまに嬉しいです。涙出そう”と思いながら治療させて頂きました。
以降、お仕事上土曜日しかお越しいただけませんが、可能な限り治療に来られています。
<首が動かせない>
[症状]
急に首が動かされなくなった。
首から背中にかけてとにかく痛い。
手のシビレなどは無い。
[治療]
局所治療を希望された為、首の腱・筋肉などの状態を調べました。
「これは、ギックリ腰が首に起きた状態に似ています」と説明しました。
うつ伏せになってもらおうとすると、着ておられる服は首から背中が出にくい服装でした。
「このシャツを取ってもらってもいいですか?」とお聞きすると、「はい、いいですよ。」との言葉でした。
ホッとして受付にいる妻を呼び、うつ伏せ状態になるまで付いてもらい治療を進めました。
”やっぱり女性の患者さんには、うちの妻が居った方が良いと思いました。
3日後の第2診
首や背中の痛みは楽になられたそうです。
調べてみると、首や背中の状態は前回に比べれば、かなり良いものの、まだまだ緊張が強い状態です。
その3日後の第3診
以前のような痛みは無いそうです。
少しお話を聞いてみると、冷え性・腰痛等があるとの事で、全身治療お勧め致しました。
以後は全身治療を定期的に受けておられます。
全身治療は約1時間で、その時のお身体の状態、今までと今回の違いやお身体がこうなって頂きたいという私の思いや雑談などをしながら治療を進めていきます。
患者さんによっては、おしゃべりが嫌いな方、苦手な方、またはお話が好きでずっとお喋りをされる方とさまざまです。
<振り向いた時の”グリッ”とした感覚以降強い頸の痛み>
[症状]
4日前より振り向いたときに”グリッ”とした感覚があり、以降頸の痛みが強くなり動かなくなった。
[治療]
頸について調べたところ、ギックリ腰と同様な反応があり、腱や筋肉も非常に強い緊張状態があり、これらの状態を和らげる様に治療を行いました。
3日後の第2診 ギックリ頸の状態もあと少しだけ残っており、腱や筋肉の緊張もかなり取れていました。
5日後の第3診 ギックリ頸の反応は取れており、動きもスムーズとの事です。
この第3診より本来気になる頸・肩こり・腰痛・冷え性等の為、全身治療に切り替え治療を始めました。
<肩凝り・首凝り・腰痛等あちこちの痛み>
[症状]
肩凝り・首凝り・腰痛等あちこちが痛むと来院。
治療後の調子が良いからと定期的に治療を継続し、現在に至る。
左眼の黄斑円孔手術の為、2週間入院。
術後1週間うつぶせ状態を余儀なくされたす。
ずっと下を向いた状態だった為、左手のシビレが出現。
退院後、首・肩凝りが激しく、左手のシビレが強いと訴えられた。
首肩周辺の腱・筋の緊張が強く、左手末梢神経の巡りが悪い。
[治療]
退院1週間後、右足を引きずりながら来院されました。
右足下肢の肉離れを起こしたとの事です。
右足下肢は内出血で真っ黒になり、パンパンに腫れており、とても痛々しい様子でした。
右足の筋肉の緊張が非常に強く、出血を起こした後の瘀血(おけつ)が強いです。
右足下肢の肉離れは以後、5回の治療でほぼ回復しました。
その後、ぎっくり腰になって来院されました。
3回の治療で回復しました。
それからすぐに左膝が痛いと訴えられました。
入院前、必ず筋力は落ちるから気を付けようとお話し、入院中も出来るだけ動き回っていらっしゃいましたが、術後の経過も思わしくなく、ずっと下をむいたままほとんど動けない状態で、かなり気持ちも落ち込み、落胆されていたとの事です。
ただ退院後は、眼の状態が良好で、良く見えると喜ばれ、仕事に復帰されました。
ほどなく右足の肉離れを起こし、ぎっくり腰になりと散々で、筋力の大切さを痛感させていただきました。
ただこの方の場合、当院で長い間鍼灸治療を継続されていた為、回復も早かったのだと考えております。
<右頚から肩にかけての激痛>
[症状]
明日仕事でゴルフに行かなければならないが、右頚から肩にかけて激痛があり受診。
手のシビレ・腰痛は無い。
イライラし、セッカチになり、眼が疲れる。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて、右頚・肩の腱・筋肉の状態を調べました。
右頚、特に肩には、腱・筋肉の疲労による緊張状態が非常に強く、それらの改善を計る様に治療しました。
6月9日 第2診
ゴルフは出来たそうです。
その時のゴルフの為か、少し痛みが残っているとの事です。
前回同様に治療を行いました。
治療を重ねる毎に症状は改善し、間で何回かゴルフに行かれるも、体調は良いとの事です。
<朝起きようとした時、突然首から背中に激しく痛んだ>
[症状]
朝起きようとした時、突然頚[くび](首)から背中に激しい痛みがあり、1人では動く事すら出来ない状態。病院でMRI検査を受けたが、「とてもきれいな頚椎[,けいつい]だ」と言われる。少しづつは回復するも、上を向くと頚[くび](首)から背中にかけての痛みが強い。
鍼は怖いと恐る恐る受診。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて頚[くび](首)、頚[くび](首)周辺の腱・靭帯、筋肉等を調べると、頚[くび](首)、腱・靭帯、筋肉に ※風寒の外邪[ふうかんのがいじゃ] があり、かなり緊張状態でした。
頚[くび](首)、腱・靭帯、筋肉の風寒の外邪[ふうかんのがいじゃ]が入って、手足に関する経絡にお灸をしてもほとんど熱く感じず、根気強く何度もお灸をして、やっと熱くなる程度でした。
治療すること3回目で、風寒の外邪[ふうかんのがいじゃ]は取れ、お灸をしてもわりとすぐ熱さを感じる様になり、頚[くび](首)周辺の腱・靭帯、筋肉も緩んで、楽になってきておられます。
調子が良いからと運動すると、筋肉の張りが強くなり、継続して治療行いました。
※風寒の外邪[ふうかんのがいじゃ]とは
一般的に風邪と考えてもらうと分かりやすいと思います。
風寒の外邪が皮膚にあれば「さむけ」がしますし、鼻に影響すれば「鼻炎」に、のどに影響すれば「のどが痛み」、肺に影響すれば「咳が出る、さらには肺炎」につながっていきます。
この方の様に、関節や末梢神経、腱・靭帯、筋肉に影響すれば、激しい痛みになってしまいます。
肩こり・首こりのまとめ
肩こり・首こりについては、さまざまな要因があります。生活習慣、加齢、病気に由来するものなど…
肩こり・首こりの症状を緩和して快適な生活を取り戻すためには、早めの肩こり・首こりの治療を行うことが大切です。
鍼灸治療は長い歴史があり、鍼灸の施術として「不定愁訴(なんとなく体調が悪い)」にあてはまる症状などは、鍼灸治療で症状が緩和する可能性があります。
鍼灸院では、患者さんが来院されたら、まずは来院されるきっかけになった症状や部位、発症の原因や経過、その他にも色々なことをお聞きし、その後、脈診・腹診・舌診などの東洋医学的検査、さらに法的に可能な西洋医学的検査も実施するケースが多いです。それらから鍼灸の適応か否かの判断をし、病状や体質の診たてを行った後に、適切な経穴に鍼灸を施します。
大まかに言うとこのような鍼灸治療の流れがありますが、古来より日本の鍼灸治療には流派のようなものが様々にあり、それぞれの鍼灸師が学んできた流派の教えに則って東洋医学的な診たてを行います。また施術に関しても同様に、経穴の選択、鍼の刺し方・灸のすえ方など、それぞれに良いとされる鍼灸方法で行います。
(公益社団法人 日本鍼灸師会のサイトより一部を引用)
肩こり・首こりは鍼灸治療で症状の緩和が見込めますので、気にかかることがありましたら、お気軽に「ご予約やお問い合わせ」ください。