咳・喘息・小児喘息の症状
痛みやお身体の不調、違和感をかかえたまま、日常生活を送っていらっしゃいませんか?
咳・喘息・小児喘息を治すために、いろいろ試していらっしゃいませんか?
咳・喘息・小児喘息を緩和するために、当院は鍼灸治療を行っています。
当院では、症状をお聞きして「脈診」を行い、「鍼や灸」で施術します。 これまでの経験と脈診から得られた状態をもとに、患者様のお身体のためと、咳・喘息・小児喘息の緩和を目指します。
当院の咳・喘息・小児喘息の治療にご興味があれば、是非お読みください。
咳・喘息・小児喘息とは
喉がイガイガしたようで咳が出たり、胸の奥からむせかえるように咳が出たりする。
咳と一緒に痰が出たり、痰にも血液が混ざったりすることもある。また、痰には透明な痰・黄色い痰・緑色の痰・茶色い痰と色々ある。
咳・喘息・小児喘息の原因
*風邪・インフルエンザウイルス・細菌・カビ・アレルギーなどが、気管・気管支・肺胞などで炎症を起こすと咳が出てしまう。
*喘息・気管・気管支の粘膜が、慢性的に炎症を起こして腫れ、空気の通り道が狭くなっている。
・アレルギー性喘息:子供に多い(ダニ・埃・ハウスダスト・ペットの毛・カビなど)
・非アレルギー性喘息:大人に多い(風邪・インフルエンザ・汚れた空気・タバコ・アルコール・ストレス・天候の変化・スポーツ・アスピリンなど)
・アスピリン喘息:解熱剤・鎮痛剤などがきっかけで発症する。
*COPD:慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎と肺気腫の総称で、空気を押し出すことが出来ない)気管支の内側が炎症を起こし、肺胞が破壊される。肺がもろくなり、呼吸がうまく出来ない。大気汚染とタバコが原因とされている。
*心不全による咳の特徴
横になると咳が悪くなり、座ると良くなる。ピンク色の泡のような痰が出る。息が苦しくなり、喉が詰まるような感じがする。
咳・喘息・小児喘息の緩和
気管・気管支が弱い方は、色々なものに敏感に反応してしまいます。外出帰宅後のうがいや、出来れば毎食後に歯磨きをしましょう。気圧の変化や温度差には注意しましょう。梅雨から夏にかけてはカビなどにも、秋には肺が弱る時期とされていますし、春と秋は花粉などの影響が出ますので、気を付けてください。
大きく深呼吸をすることも大切です。
呼吸するための横隔膜や胸の周りの筋肉も、年を重ねる毎に硬くなっています。しっかりと呼吸する、硬くなった筋肉をほぐすことにもなります。たくさんの酸素を体内に取り込むことにもなり、お身体の疲れにも良いと思います。
咳・喘息・小児喘息への施術内容
当院の鍼灸治療は「脈診」に基づいて鍼と灸を使って施術を行います。
咳・喘息・小児喘息を緩和するには、まずは問診・聞診をさせていただきます。舌診や脈診、経絡を使ってお身体の状態を調べて得た情報をもとに、咳・喘息・小児喘息のための鍼や灸を施します。全身と局所の各治療があり、症状の度合いや患者様のお時間等のご都合で必要な鍼灸治療を見極めて施術します(全身と局所では治療にかかる時間の違いあり)。
小児向けも行いますので、お子様のご来院もご相談ください。
咳・喘息・小児喘息の症状と鍼灸治療
<インフルエンザ後の百日咳>
[症状]
2009年6月 インフルエンザ、2009年7月 百日咳を患う。
2009年6月から現在に至るまで、咳が止まらない。
痰は無く、ひどく咳が出る時は、胸が苦しくなる。
イライラする。
身体がだるく、疲れやすい。
食欲が無い。
あらゆる検査を受けるが、異常が無い。
付き添いで来られた親御さんが「何とかして治してやりたい」と涙を流して訴えられた。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて、気管・肺等を調べました。
気管・肺には、風寒の外邪[ふうかんのがいじゃ](ウイルス)があり、炎症がある様です。
この風寒の外邪は、百日咳なのかインフルエンザウイルスなのか、また全く別物なのかが分からないですが、まずはこの風寒の外邪を除く事が先決で、続いて過敏性・弱り等を治療すると説明し治療しました。
3診・4診と治療を重ねるも、風寒の外邪は弱まるが除かれず、症状も変わらない状態です。
親御さんも不安そうに「治るのですか」等、本人やご家族の不安が更に過敏性を強くしてしまいます。
少しでも明るい状態や変化を見つける様にして、励ましながら治療を行いました。
5月7日 第10診
ようやく風寒の外邪が除かれました。
本人も、咳が少なくなり楽になったと言われています。
ただ、咳が完全に取れたわけではありません。
長い間咳に苦しめられた為、過敏性が出来、気管の弱り等がまだ残っている様に思われます。
それらを強固とする為、継続して治療を行いました。
本人も、最初は落ち込んでいましたが、最近は表情も明るくなりました。
<のどのゴロゴロ感で咳が出て眠れない>
[症状]
2ヶ月位前よりのどがゴロゴロし、咳が出て眠れない。
色々と治療を受けてみるが、症状に改善が無く、当院を受診。
鼻炎(副鼻腔炎)があり、1週間前のスキーで転倒して、左肩を痛める。腰痛もある。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて肺・気管を診ると、気管が弱く過敏になっている為に咳が出る様なので、その状態に応じて鍼とお灸で治療を進めました。
気管の過敏性は弱まるが完全に反応が消失していません。
花粉の時期になり多少の影響は受けましたが、過敏性も徐々に緩和されていました。
鼻炎の状態は、鼻腔と上顎洞の状態が悪く、気管と一緒に鍼治療をしました。
腰痛と左肩の痛みは、比較的早くに緩和されましたが、鼻炎と気管はまだ反応が残り、継続して鍼とお灸で治療をしました。
すべての反応が無くなったので鍼灸治療を終えました。
<風邪を引きやすく、引くと喘息発作を起こしやすい>
[症状]
1年前より喘息を発症。
風邪を引きやすく、引くと喘息発作を起こしやすい。
食欲が無く、朝起きが悪い。
すぐ下の弟の方が活発である。
両親もこんな小さいうちからお薬を常用して、将来を心配している状態。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて気管支の状態と、食欲が無い、朝起きが悪い等は胃腸の弱りから起こるので、それらを調べて治療をしました。
治療を行っている間でも風邪を引くが、少し咳き込むぐらいで、病院へ行かずに済まれました。
以後も風邪を引くが病院へは行かず、次第に風邪を引く回数も少なくなり、お薬の服用を止めても、喘息の発作は無く落ち着いています。
風邪を引いても発作らしい発作も無く、年が明け「今年は喘息発作の騒ぎも無く、静かなお正月でした」と母親が言われていました。
咳・喘息・小児喘息のまとめ
咳・喘息・小児喘息については、さまざまな要因があります。生活習慣、加齢、病気に由来するものなど…
咳・喘息・小児喘息を緩和して快適な生活を取り戻すためには、早めの咳・喘息・小児喘息の治療を行うことが大切です。
鍼灸治療は長い歴史があり、鍼灸の施術として「不定愁訴(なんとなく体調が悪い)」にあてはまる症状などは、鍼灸治療で緩和する可能性があります。
鍼灸院では、患者さんが来院されたら、まずは来院されるきっかけになった症状や部位、発症の原因や経過、その他にも色々なことをお聞きし、その後、脈診・腹診・舌診などの東洋医学的検査、さらに法的に可能な西洋医学的検査も実施します。それらから鍼灸の適応か否かの判断をし、病状や体質の診たてを行った後に、適切な経穴に鍼や灸を施します。
大まかに言うとこのような治療の流れがありますが、古来より日本の鍼灸治療には流派のようなものが様々にあり、それぞれの鍼灸師が学んできた流派の教えに則って東洋医学的な診たてを行います。また施術に関しても同様に、経穴の選択、鍼の刺し方・灸のすえ方など、それぞれに良いとされる方法で行います。
(公益社団法人 日本鍼灸師会のサイトより一部を引用)
咳・喘息・小児喘息は鍼灸治療で症状の緩和が見込めますので、気にかかることがありましたら、お気軽に「ご予約やお問い合わせ」ください。
症状・病名の種類
さまざまな身体の症状に対して行った鍼灸治療の内容や緩和状況をご報告します。
鍼灸を身近に感じていただければと思います。