具体的な症例(適応症)へ行った鍼灸治療の内容、
改善された症状をご紹介します。
2019年9月初診
[症状]
めまいがする。フワフワした感じがある。
肩こり・頸こりがあり、腰痛はない。
胃痛がよくあり、特に空腹時にある。
イライラする。やる気が出ない。舌がヒリヒリする。
朝起きがつらく、身体がだるい。疲れやすい。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えてめまい・胃痛等を調べました。
めまいは、三半規管につながる神経の伝達が悪い様で、胃は入り口(噴門・ふんもん)と出口(幽門・ゆうもん)の両方に過敏な状態があるようなので、あわせて鍼とお灸で治療を行いました。
最初は1週間に1回の治療を行い、治療を重ねる毎にめまいは改善され、あまり気にならない状態になられました。
胃痛も起こらなくなり、現在も更なる状態の改善をと治療を継続しておられます。
[症状]
1週間前からめまいがする。
脳外科では異常なし。
嘔吐・頸凝りがあり、三半規管の機能が下がっているのではないかとの事。
眼が疲れる。
乗り物酔いの様な感じがする。
腰痛がある。
イライラし、やる気が無く、身体がだるく、疲れやすい。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えてめまいに関する事を調べました。
三半規管には、気虚(気が弱っている状態)が強く、水(浮腫)はなく、
気虚(気が弱っている状態)を中心に治療を進めました。
10月7日(第3診)
気虚の状態は少々残るものの、症状は消失し、身体も調子が良いとの事です。
[症状]
1週間前よりめまいがする。
頸から肩にかけての凝りがあり、腰痛もある。
手足が冷える。
やる気が無く、眼が疲れる。
身体も疲れやすい。
[治療]
全身的に経絡診断を行いました。
めまいに関しては、三半規管を調べるが、あまり異常はないようで、
三半規管に繋がる神経(前庭神経)には弱りがあり、治療を行いました。
第3診
前庭神経の弱りはまだあるものの、症状は改善されました。
第6診
前庭神経の弱りはかなり改善され、症状も無いとの事です。
今の状態を強固とする為、継続して治療を行いました。
[症状]
子供さんの習い事の役員をして数年になる。
本年12月に地元開催の大会の準備で、毎晩パソコンの前に座っている。
10月に地元の祭りがあり、来年子供会の役員をする為、この度祭りの準備に朝早くから夜遅くまでお手伝いをする。
ようやくお手伝いが終わった翌朝、起きようとするとめまいがする。
気持ちが悪く、食欲が無い。
食べて動くと嘔吐してしまう。
身体がだるく、力が抜けたようでつらい。
幸い、その日はお仕事がお休みであった為、1日横になっていた。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えてめまい(三半規管)・胃等を調べました。
三半規管には、気虚(気が少ない)があり、浮腫はない様です。
この気虚は肝の気虚(頑張りすぎた為、後疲れが出る)からの影響を受けているようです。
どうやら、これまでの頑張りから来る疲れ(荷卸しめまい)の様なので、これらの治療をし、後は休んでもらいました。
夜になり症状を聞くと、まだ少しめまいがし、食欲は全くないとの事で、更に治療をしました。
翌朝めまいはないが、身体がぼんやりとするも、食欲も出たそうです。
お仕事には出掛け、その日のうちに体調が戻ってきたとの事でした。