<顔面神経麻痺:右側の顔面神経麻痺>
[症状]
3ヶ月前、右側顔面神経麻痺になる。
肩こりが非常に強い。腰痛はない。
その他問診等をするも、他に悪いところはない。
[治療]
発病して2ヶ月以上が経過していましたが、右側の麻痺はかなり残っていました。(目は完全に閉じれず、口元からは水などが流れ出る状態です。)
全身的に経絡診断を行い、加えて右側の顔面神経の状態を調べました。
右側の顔面神経には、風寒の外邪(ウイルス等)の反応がありました。
まずは、この風寒の外邪の除去を目標に鍼とお灸で治療を行いました。
強い肩こりも、この風寒の外邪の影響によるものだと考えました。
3週間後の第7診では、風寒の外邪はすでに取れているようでしたが、右側顔面神経の弱った状態は残っている反応でした。
更なる緩和を目指して、鍼とお灸で治療を継続しました。
——————————————————————————————————-
[全身的に経絡診断とは]
身体の基本である、肝・心・脾・肺・腎(五臓)の表裏・陰陽・虚実・寒熱(八網)を調べます。
次に各部位の気の虚実、血の流れ、寒熱、外邪、その他を必要に合わせて調べます。
そして、右側顔面神経の状態とその他、今お困りの症状を起こしている部位の状態を調べて、その部位を含め全体的にはりとお灸で施術いたします。
お越しになられるたびに、繰り返しこれらを調べ、前回と比較しながら施術していきます。
——————————————————————————————————-