手のシビレの症状
痛みやお身体の不調、違和感をかかえたまま、日常生活を送っていらっしゃいませんか?
手のシビレを治すために、いろいろ試していらっしゃいませんか?
手のシビレを緩和するために、当院は鍼灸治療を行っています。
当院では、症状をお聞きして「脈診」を行い、「鍼や灸」で施術します。 これまでの経験と脈診から得られた状態をもとに、患者様のお身体のためと、手のシビレの緩和を目指します。
当院の手のシビレの治療にご興味があれば、是非お読みください。
手のシビレとは
小指と小指側の薬指(薬指の外側)がシビれたり、また小指は一切シビれず、母指(親指)と薬指の母指側(薬指の内側)がシビれたりする。
上腕から肘にかけてシビれることも多いようです。
手のシビレの原因
・肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)
肘を曲げた際に、関節部分で尺骨神経がさまざまな原因により変形したり狭くなって障害が起こる。肘を曲げた姿勢でシビレが強くなる。
鷲手(わして)・・・進行すると薬指・小指が伸ばせなくなる。
・手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)
手首に負担をかけると靱帯が分厚くなり、空間が狭くなる事で神経を圧迫する。また、長期にわたると母指球が痩せてきて、小さなものがつまめなくなってしまう。
手のシビレの緩和
手は体重を背負わなくて良いという利点はありますが、事細かく動かす場合が多くあります。症状が出ているのなら、使いすぎだったり、もしくは何らかの影響を受けているのだと思います。どのような時にシビレがひどくなるのかを見つけて、出来るだけ避けましょう。これ以上するとひどくなりそうな時は早めに休憩し、悪化を防ぎましょう。
手のシビレへの施術内容
当院の鍼灸治療は「脈診」に基づいて鍼と灸を使って施術を行います。
手のシビレを緩和するには、まずは問診・聞診をさせていただきます。舌診や脈診、経絡を使ってお身体の状態を調べて得た情報をもとに、手のシビレのための鍼や灸を施します。全身と局所の各治療があり、症状の度合いや患者様のお時間等のご都合で必要な鍼灸治療を見極めて施術します(全身と局所では治療にかかる時間の違いあり)。
小児向けも行いますので、お子様のご来院もご相談ください。
手のシビレの症状と鍼灸治療
<手根管症候群>
[症状]
2~3週間前より、右手の親指付け根が痛み、軽いシビレがある。
手作業が多い。
首こり肩こりも強い。
[治療]
右手の手根管あたりの腱の緊張状態を調べて、はりとお灸で治療しました。
一週間毎の第4診
右手の親指付け根の痛みやシビレは楽になられました。
首こり肩こりも緩和されているものの、まだ残っているようで、継続してはりとお灸で治療を行っています。
<肘部管症候群>
[症状]
日頃より首こり肩こりはある。
一昨日に右手小指側がシビレてきた。
長時間にわたってパソコンを使用していた。
[治療]
右肘の状態を調べると、腱や周辺の筋肉の緊張が強くなっており、末梢神経にはこれといった異常はありませんでした。
腱や周辺の筋肉の緊張が取れるよう、右肘周辺にはりとお灸で治療しました。
一週間後の第2診
右手のシビレは忘れていたそうです。
<胸部出口症候群>
[症状]
2~3日前から左手上肢のシビレが出て、今までとは違った作業を一生懸命した後だった。
日頃から首こり肩こりは強い。
[治療]
左手の末梢神経を調べましたが、あまり異常は診られず、左胸から上肢にかけて筋肉の緊張状態が強くなっていたので、はりとお灸で治療しました。
一週間後の第2診
首こり肩こりはあるものの、上肢のシビレは消失しておられました。
<交通事故以来両手のしびれ>
[症状]
交通事故以来両手がしびれ、朝起きた時が非常につらい。
病院にて、ムチウチ、第6第7頚椎[けいつい]がずれていると診断される。
同時に腰痛も事故以来ある。
鍼灸治療を何度か受けたが、強い刺激だった為、鍼が怖いとおびえて受診。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて頚 [くび](首)、末梢神経、腱・靭帯、筋肉、腰等を調べて鍼とお灸で治療を行いました。
頚 [くび]の痛み、シビレ、腰痛は徐々に緩和されて、しばらく継続され治療を終えました。
<船釣りで電動リールを使わず、手でリールをまいた後日、左手の痛みとシビレが出る>
[症状]
山陰へ船釣りに出掛け、電動リールを使わず、一生懸命手でリールをまいたそうです。
その後日、左手の痛みとシビレが出現し、色々治療するも、症状の改善がみられないそうです。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて頚、腱・靭帯、筋肉、左手末梢神経等の状態を調べました。
左手抹消神経の炎症が通常と異なった為、色々と調べてみると、糖尿病が左手の末梢神経に影響している様なので、患者さんに聞いてみると、軽い糖尿病があるとの事でした。
状態に合う様に治療を進め、9回で症状が消失致しました。
手のシビレのまとめ
手のシビレについては、さまざまな要因があります。生活習慣、加齢、病気に由来するものなど…
手のシビレを緩和して快適な生活を取り戻すためには、早めの手のシビレの治療を行うことが大切です。
鍼灸治療は長い歴史があり、鍼灸の施術として「不定愁訴(なんとなく体調が悪い)」にあてはまる症状などは、鍼灸治療で緩和する可能性があります。
鍼灸院では、患者さんが来院されたら、まずは来院されるきっかけになった症状や部位、発症の原因や経過、その他にも色々なことをお聞きし、その後、脈診・腹診・舌診などの東洋医学的検査、さらに法的に可能な西洋医学的検査も実施します。それらから鍼灸の適応か否かの判断をし、病状や体質の診たてを行った後に、適切な経穴に鍼や灸を施します。
大まかに言うとこのような治療の流れがありますが、古来より日本の鍼灸治療には流派のようなものが様々にあり、それぞれの鍼灸師が学んできた流派の教えに則って東洋医学的な診たてを行います。また施術に関しても同様に、経穴の選択、鍼の刺し方・灸のすえ方など、それぞれに良いとされる方法で行います。
(公益社団法人 日本鍼灸師会のサイトより一部を引用)
手のシビレは鍼灸治療で症状の緩和が見込めますので、気にかかることがありましたら、お気軽に「ご予約やお問い合わせ」ください。